妖夢修行日記、21~30


この世に達人は枚挙にいとまなし。
某有名大名様まで登場?

妖夢修行日記その21・SIDE-B。

紫様、某道場から修行相手を連れて来る際、面白そうなので当主も連れてきて、
頭の中クリアにしてから行脚中の妖忌のところにポイ。

妖忌「さても、これはあのすきま妖怪の仕業か。
相変わらず悪ふざけをするものよ、いきなりこのような者をけしかけるとは」
某濃尾無双「出来ておる喃、お主・・・」
双方とも秘剣の体勢に。どうなる。
三寸切り込めば人は死ぬのだ。

SIDE-Bが先って。
さて、妖夢の相手は誰にしよう。
1.隻腕になっちゃう人
2.盲目になっちゃって、そのうち足も不自由になっちゃう人
3.口裂けの師範の人

妖夢修行日記その21。

某道場師範「手合わせと申すゆえいかなる剛の者かと思えば、これは可愛い女童。
“かじき”を持ち来たることもなかったのう。
ははははは(ガパァ)」
妖夢「・・・・・・・・・・・・」
某道場師範「うん、気を損ねたか。失礼いたした。では始めようかの」
妖夢「・・・・・・・・・・・・」
某道場師範「構えぬのか?」
妖夢「・・・・・・・・・・・・」
某道場師範「いかがいたした?」
妖夢「・・・・・・・・・・・・」
某道場師範「・・・・・・いかん、失神しておる」
紫「こういうところは直ってないのよね」
幽々子「全くねえ」

*月㍑日

 今日は名高い道場の師範が来られるということで期待していたら、
お化けみたいな人が来た。巨漢で魁偉な容貌で、
そしてなんと言ってもその口が大きく裂けていて、
それを見たときに不覚にも気絶してしまった。
戦いに臨んで、一合も剣を交えずに気絶するとは、恥ずかしい・・・
 その方は私が目を覚ますのを待って、改めて立ち合いをしてくださった。
顔は怖いが、良い方だった。
櫂みたいな木刀を軽々と振り回すその膂力は素晴らしく、恐ろしかった。
立ち合いのあと、「こやつ天稟がありおる」とか言われた。
 そのあとに食事にお招きしたが、
汁やお茶を飲むたびに口の端から漏らすのはやめてほしいと思った。
縫ってほしい。
 幽々子様がお聞きになったところ、その方の師匠によって「伊達にされた」とのこと。
なんて怖い道場なんだろう。
 紫様、掛川の某有名道場の師範に出稽古を依頼。
櫂のような巨大な木刀を振るう容貌魁偉の豪傑の前に、妖夢は戦わずして敗北。その人が口あけただけで。
皮一枚でも人は死ぬが、表情一つでも人は失神するのだ。
ただでさえ初めての人にはキツいのに、お化け苦手な妖夢にあってはまさに効き目充分。
屈辱の不戦敗。
 ただ、この師範は人間的に(わりかし)出来ておるので、妖夢が起きるまで待って、それから普通の出稽古。
技云々よりも剣速を誇るこの流派、間合いの取り方など妖夢にもいろいろ勉強になった?
 この後、妖夢の口調がえらく時代がかったり、何か陰口を叩いたりしたら
「もう一ぺん申してみよ!」
とか
「なまくらと申したか」
と言って問答無用で襲いかかる人になった・・・かどうかは定かではない。

元ネタは、こちらで。
跡目候補二人だと、微塵の容赦もなかったり少女であろうが手篭めにかかったりするので、
師範でよかったというところ?容赦を知らない二人の対戦も面白かったかも。

妖夢修行日記・その22。

妖夢(なんて速い踏み込み!目で追うのもやっとだ・・・)
某天剣くん「いい目ですね・・・」
妖夢「えっ?」
某天剣くん「迷いのない、真っ直ぐな目・・・
本当にうらやましい、まだ『真実の答え』を見つけられない僕には・・・」
(納刀する)
妖夢「!?」
某天剣くん「まだ答えは見つけられないけれど、君に全力を出すことで、
自分が今どこまで来ているかを知ることができそうだ。
いきますよ・・・これが僕の最高の技です」
妖夢「(抜刀術・・・次が最速の一撃か・・・)
では、私も自分の最高の技を出しましょう。勝負です」
某天剣くん「ええ・・・それでは・・・」


*月㍊日

 今日は若い男の方が相手だった。
一見優男だが、恐ろしいまでの速さを持ち、
こちらの攻撃はよけられて一発も打ち込めない。
逆に受けるので手一杯という有様になった。
 徐々に目が慣れて互角になりかけたところで、
その人は突如離れて間合いをとると納刀し、自らの最高の技を出すと宣言した。
瞬足の踏み込み(「縮地」と呼んでいるそうだ)と抜刀術、
今までより速い最速の攻撃と思ってこちらも未来永劫斬を繰り出したが、
その人の剣のほうが一瞬早く、私はそれに剣を合わせるのが精一杯だった。
刀の硬度の差でその人の剣が逆に折れてしまったが、
同じ剣だったら、私の刀が折れていただろう。私の負けだ。
 その人は自分の未熟ということで負けを認め、
幽々子様は「両方負けなら、引き分けね」とおっしゃったが、
技を繰り出したその人と、技を出し切れずに受けるだけだった私とでは、
どちらが上だったかは明白。まだまだ自分は甘い、と思った。
 その後、その人をおもてなしさせていただいたが、
幽々子様も紫様もその人にべったりで、
膝枕なんかもしてあげたりして私は蚊帳の外状態。
私もあそこまでされたことないのに・・・
最後には一晩お泊めすることになったりした。
 次の日別れるときに、その人から
「自分が何かをつかめたとき、また対戦したい」
と言われたので、そのことを約束した。
私もその時までにもっと腕を上げておかないと。

 紫様、今回は明治黎明期の歴史の陰で暗躍?した天才少年剣士を召喚。
彼はさる人物の配下の一人として大日本帝国の某要人を暗殺し、さらに国家転覆を図ったが、
その企てが阻止され、首謀者が死亡したあとは行方不明になっていた。
「真実の答え」を見つけるために放浪しているところ、その美貌に目をとめた?紫様がスカウト、
彼も脳天気でこだわりのない性格なので、ホイホイついてきた模様。
 仕合は、息つく間もない高速戦。
妖夢は少年の凄まじいスピードに戸惑いながらも自らのスピードを活かして堂々と渡り合う。
まったくの形勢互角となり勝負がつかなくなったとき、少年は距離を取ると納刀し、自分の最高の技を出すと宣言。
妖夢もこれに応じて「未来永劫斬」の体勢に入り、かくて「瞬天殺」との最速剣激突。
双方の姿が一瞬消えると同時に刃のぶつかり合う音が聞こえ、すれ違い再び姿を現したとき、少年の刀は折れていた。
少年は「僕もまだまだですね」と言いあっけらかんと負けを認めたが、
妖夢も、自分は斬ったのではなく少年の剣を受けただけで、
単に楼観剣が硬かったからこうなっただけだ、と言って自分の負けだという。
そこで幽々子様が「それじゃ引き分けね」と言って仕合終了、おもてなしの時間に。
 性格のいいこの美少年は紫様&幽々子様に大人気。
膝枕してもらったりなんかして、見ていた妖夢も少なからず嫉妬?
幽々子様とかしまいにはお泊りさせちゃったりして、いったい夜は何をしt(華胥の永眠

 元ネタはこれ
1861年生まれで、紀尾井坂での内務卿暗殺時には17歳だったので、この時は二十歳前くらい?
不殺の人はもう無理のできない体だし(九頭龍閃以降の技を身につける前ならいいかも)、
その師匠ははっきり言って強すぎるし、
牙突の人は最終巻で不殺の人との手合わせを断っていたようにこういう仕合には興味なさそうだし、
小太刀二刀流の人もそのストイックな性格上少女とは戦わなさそうだし、
包帯の人は百識の人や元花魁の人と幻想郷制圧に乗り出しそうだし、
彼が一番修行相手には適当?

白楼剣で彼の迷いを斬る、というのも考えましたけど、
彼の問題は「生きている間ずっと自分に問い続けていく」性格のものなので、そうはしませんでした。
彼もそれは望まないでしょうし。

「妖夢修行日記・その23」

紫「あけましておめでとう。今年もよろしくね。
今年はゲストを呼んできたわよ~」


某お館様「どうした!反応が遅いぞ!」
妖夢「うう・・・なんで新年早々こんなこと・・・」
某お館様「甘い!甘いぞ娘よ!治にあって乱を忘れず!
いついかなるときも戦を思い戦に備える、
これこそ武士の神髄よ!」
「ぅお館様ぁぁぁ!それでこそ天下に覇を唱えるお方にござりまするぅぅぅ!」
妖夢「(誰こいつ・・・)」

一月二日
紫様が新年の挨拶に来られた。
この時期に起きていらっしゃるのは珍しいが、
今年は久しぶりに寒い冬なのでなかなか寝られないとのことだった。
紫様は「正月だから羽根つきでもしましょう。そのためにお客さまを連れてきたわ」
と仰ったが、これがさる有名な戦国大名の方で、
巨大な羽子板(ていうか軍配?)を揮って秘術を尽くし、
私の顔はたちまち墨だらけになってしまった。
確かに重そうだけど、あんな大きな羽子板(じゃないけど)は反則だと思った。
でも言えなかった。
その方が仰ったように、
確かに武人は常に臨戦態勢にないといけないのかもしれないけど、
紫様も人が悪すぎると思った。
新年くらいゆっくりしたいのに・・・
その方にくっついて、いちいち五月蝿く騒ぎ立てる若者がいてとてもうっとおしかったが、
あとで聞いてみたらこれも著名な武将の方だった。
自分の想像していたのとはかなり違っていた。
というか、彼らは本当にその当人なのだろうか?
紫様のことだから、いまいち信用できないのだけど。
前日に博麗神社でパーッと宴会した紫様、次の日は白玉楼に挨拶回り。
お正月といえば、の羽根つきを妖夢に提案し、その相手にさる戦国のお館様を召喚。
戦においては常に全力、そして武人としてのあるべき姿を熱く説くお館様のオーラの前に圧倒的に押し込まれ、
あと「お館様お館様うるさいなあ結局お館様がいないと駄目なんだろ?」な若者に気を散らされまくり。
「その羽子板反則!」と言い出せないまま、みるみる伊達な顔にされちゃいました。
幽々子様のお世話で日々大変なのに新年も穏やかにできない妖夢カワイソス

元ネタは、こちら。
生身で戦場に竜巻を呼ぶ甲斐の虎。
この作品、スタイリッシュというよりは、バカ(誉め言葉)。
全員、変な方向に極まっちゃってる。とくに独眼竜さん。
彼と妖夢の戦いも面白かったかも。羽子板六枚で(それも反則です

「妖夢修行日記・その24?の1」

紫「さあ妖夢、今日は真剣にやりましょうか・・・
って、どうしたの?ため息なんてついて」
妖夢「いえ、最近幽々子様が⑨位、⑨位って私をからかうのです・・・
意味はわからないのですが、それを聞くと何だかとても落ち込んでしまうのです・・・」
紫「あらあら、幽々子も人が悪いわね。
そういうことなら(スキマから一振りの小刀を出す)、この刀を貸しましょう。
いやなことは忘れて、無心で剣を振るえるわよ?」

幽々子「・・・紫?」
紫「なあに?」
幽々子「また妖夢がかなり変なんだけど・・・あの刀のせいかしら」
紫「ああ、あれは五百年前のとある刀鍛冶が作った刀よ。
ちょっと前に折られちゃったけど、もったいないからそいつのところに持っていって、
小刀に打ち直してもらったわ。いい刀でしょう?妖しくて」
幽々子「よくないんだけど・・・」
紫「だって、妖夢が落ち込んでたし。まあそれはおいといて、始めましょうか。
幽々子、1から7の中で好きな数字を選んで」
幽々子「それが何なの?」
紫「いいから」
幽々子「早く妖夢を元に戻してよ?えーと・・・」

このネタは当初やるつもりはなかったけど、リクが多かったのと、あと戌年なので。
幽々子様にからかわれて最近なんとなく落ち込み気味の妖夢。
今日は真剣勝負でいこうとやってきた紫様、妖夢の状況を見て予定変更、妖夢にとある刀を持たせていやなことを忘れさせ(忘れさせ?)、
その上で相手を召喚することにしたようです。
この刀は五百年前、おそらくエジプトかその周辺の地で作られたもの。
それを作った刀鍛冶の念のようなものにより、「妖刀」というべきものになっていたが、
ちょっと前に折られ砕かれてしまい、残ったのは刀身の先の部分のみ。
それもナイル川の流れに沈んで危うく錆びてしまうところ、紫様がそれを助け出して五百年前の刀鍛冶にまた打ち直してもらったようです。
紫様はどうやらその刀を完全にコントロール下に置いている模様。


幽々子様が何と答えるのか、はまだちょっと決めてません。
3だと対戦済みだし、4だと創想話の某SSとかぶりそうだし。

「妖夢修行日記・その24?の2」

幽々子「じゃあ、4」
紫「さすが亡者、4ね。では第4部と・・・」



妖夢「楼観剣+白楼剣+アヌビス神三刀流!
一度戦った相手には、絶対に絶対に絶っ~~~~~~
~~~~~~~~~~~対に負けません!」
某砕けない人「その刀のスタンド、承太郎さんのスピードとパワーを覚えてるんスか?
ならオレが勝てるわけないじゃないですか、お二人とも人が悪いっスよ~。
にしても妖夢さん自身も、この前より格段に強くなってないスか?」
幽々子「よよよ妖夢に犬耳が~~~~
はう~おおおおもちかえりぃぃぃ~~~」
紫「喜んでいただけて光栄だわ~
(でも、ここまで強くなってるとは思わなかったわ。
半分冗談でやってたのに・・・さて次は誰を当てようかな)」

幽々子様の言った数字は、いかにも死者らしく4。
で、紫様、某狂った金剛石と某谺の人を召喚。
しかし某星の白金のスピードとパワーを記憶している件の刀に今までの修行で腕を上げている妖夢の力が相乗作用、
まさに手がつけられない状態。
ACT3もどちらか片方の動きを止めるだけ、その片方だけでも狂った金剛石を圧倒し、妖夢&犬勝利。
仕合後は、久しぶりに会ったということでお茶の時間に。

妖夢、半人半霊ということでスタンドの属性が反映されやすかったのか、犬耳が生えてしまった模様。
一時はまたもキレかかっていた幽々子様も、これには参ったって感じ。
彼らの最初の出会いについては、創想話その21の「東方(ひがしかた)妖々夢」を読んでください。
家谷様、微妙にネタ使わせていただきました、すみません。

とにかく「覚えて」しまう超成長型キャラに対抗するには、こちらも急激成長型キャラをぶつけるのが面白い、ということで、
紫様はそのセンで呼び出すようです。

「妖夢修行日記・その24?の3」

某チンカス君「体が元に戻るまであの娘の相手をしてくれってことだけど・・・」
某天才君「面白ェじゃねえか。見たところそこそこ使えそうだし、楽しめるんじゃないか」
某チンカス君「あれ?背中に・・・」
某天才君「こりゃあいい。さらに楽しめる。
こっちは俺がやる。両腕は任せたぜ?」

妖夢「何をぶつぶつ言ってるんだろう。
それにしても、銃器相手は初めてだな・・・それに後ろに変な武器も持ってるし。
でも、一度見れば覚える。覚えれば次は負けない・・・」

紫「双方とも二重人格に三つの得物。面白い戦いになりそうだわ」
幽々子「そうね~。お客様連れてきたけど、この人でいいのかしら」
某牧師「よう、さっきの戦い見とったで。やるやないか、ようやったわ。
こっちもあんじょう気張りや。この娘、相当できるで」
某チンカス君「!!!!!!??11!!?!
ははは、はいっ!」



「妖夢修行日記その24?の4」

妖夢「また勝った!もう私に勝てるものはいない!」
紫「ずいぶんと強くなったわね~。
  では、とっておきの相手を出すことにするわ。出でよ~」
妖夢「誰でも来・・・・・・・・!?
    お、お・・・おば!・・・・・おb(卒倒)」


紫「まあ、人間そう簡単に変われるもんじゃないってことね。
  妖夢は半分だけだけど」
幽々子「でも、あれでこそ妖夢だわ~。
      じゃ、ご飯にしましょう。そこのオバケさんもどう?」

バ・・・バカな・・・簡単すぎる・・・・
あっけなさすぎる・・・
さしもの三刀流妖夢も、オバケに弱いという根本的弱点は克服できず。
人間の半身が失神してしまい、あっさりと決着。

この後のお食事で、ゆゆ様とオバケの兄貴のほうが激しい大食いバトルを展開したことはいうまでもない。
そういえば弟のほうはフランと同じ能力を持っている・・・

「妖夢修行日記その25」

妖夢「今日はずいぶん多くお見えですね」
紫「まあ手合わせはひとりでいいわよー」
某少尉「こちらにもいろいろと任務があるのだが・・・
まあ手合わせくらいなら構わないぞ」
紫「あら、お相手はあなたじゃないわ。後ろの逞しいお方・・・」
(「人魂灯」をかざす)
某伍長「・・・・・・・・・・・・」
某少尉「伍長!?おいどうした伍長!貴様、伍長に何をした!」
紫「いややっぱり、相手は恐ろしいほうが張り合いが出るものですし、見ていて面白いですから・・・
妖夢、その男があなたのもとに達するまでに見事倒してみなさい。そうすればあなたの勝ち。
さもなければ・・・命の保障はできないわよ」
妖夢「(な、何だこの殺気・・・!彼は・・・人間なのか・・・!?)」
某少尉「止めろ伍長!おい、おまえ達も何とかしろ!」
某准尉「これはこれは美しいお嬢様・・・」
某少尉&妖夢「そこ何やっとるか―――!」
 
@月+日

 この日はずいぶん多くの人が来られて、
相手になるのは変わった剣を持った女の方かと思っていたら、

紫様が人魂灯をかざした瞬間、
おとなしそうだった大柄な男の方がいきな恐ろしい殺気を発し、
こちらへと向かってきた。
人間離れした、獣や妖怪というのとも違う、
まるで死神のような(幻想郷の死神はアレだが)圧迫感。
 紫様は、その方が自分の所に来るまでに倒せれば勝ち、
と仰せられたので遠距離攻撃を繰り出したが、
その方はそれをよけようともせず、全身に受けながら
ゆっくりと向かってくる。
服が裂け、血が流れても、まったくひるむ様子を見せない。
足を狙ったが、どう見ても骨を傷めたにもかかわらず、
その足で歩いてくる。
もう人の心を完全に無くした状態だったようだ。
 私は焦った。この人を止めるには、殺すしかない。
殺さなければ、自分が殺される。
しかし、真剣勝負とはいえ手合わせで人を殺せるわけがない。
逡巡しているうちにその方は目の前にまで達し、
懐から銃を抜き出した。
恐ろしい殺気に、私は思わず剣を振るおうとした、その時、
女性の方が紫様の手から人魂灯を叩き落した。
同時に、男の方は糸の切れた人形のように倒れてしまった。
 女性の方は紫様に言った、この方の戦いは見世物ではない、
これ以上この方の「人としての尊厳」を踏み躙るなら、
私が相手になる、と。
紫様に向かって全く物怖じせずにそのようなことを言える人間は
ほとんどいない。それだけに私はひやひやしたが、
紫様は微笑んで自らの非を認め、女性の方に謝った。

 男の方は、最近薬局業を始めたらしい永琳様が
たちどころに治療された。
 その後、私は女性の方と改めて手合わせをしたが、
その方は最初に持っておられた剣ではなく、
小剣を持って立ち合われた。
小剣ではあったが(さらに左手)その剣筋は素晴らしく、
私の剣撃をことごとく受け流してしまう。
このような美しい剣術があるのか、と、
仕合いながら思わず見とれてしまうほどだった。
この方は貴族であるということで、
貴族には貴族の剣があるのだと感じ入った。

私も早く魂魄家の剣を修めなければ・・・

 久しぶりの修行、紫様いきなり危険度最大の人召喚。
 普通に手合わせするなら隊長さんなんですが、紫様お茶目だから「人魂灯」拝借して点灯、伍長さんの正体を失わせてゲシュペンストイェーガーに。
何があっても前進し目標を破壊する兵士と化した伍長、妖夢の攻撃にも全くひるまずにじりじりと前進、
いくら被弾しようが足を撃たれようが歩みを止めずに妖夢の前に立ちドアノッカー持ち出し!
恐怖に駆られた妖夢が思わず必殺の一撃を繰り出そうとしたとき、隊長さんが紫様の持つ人魂灯をメーネで叩き落し、伍長正気に(で気絶)。
隊長さんは次いで紫様に怒りの啖呵切り、妖夢は「ちょ、紫様になんてこと」とひやひやしたようですが、
紫様ってばこういう人を気に入りそうだからあっさり謝って一件落着。
 後で妖夢と隊長さんが改めて手合わせ、隊長さんはメーネではなく小剣による華麗なる剣技を披露し、妖夢をいたく感動させたようです。
あと、幽々子様に言い寄ってた男にはあとで隊長さんの了解の下おしおきしたようです。

 元ネタはこちら
この世界のテクノロジー水準はホントにいったいどの程度なんだ。
妖夢VS隊長さんも描いたものかどうか。

「妖夢修行日記その26」

妖夢「やっ!」
某帝国重装歩兵「パリイ!」
妖夢「この!」
某帝国重装歩兵「パリイ!」

(中略)

某帝国重装歩兵「パリイ!」
妖夢「い、いい加減に・・・」
某帝国重装歩兵「パリイ!」
妖夢「しろ―――っ!」
某帝国重装歩兵「パリイ!」
妖夢「パリイパリイばっかり言ってないで、かかってこい!」
某帝国重装歩兵「不動剣!」
妖夢「だから不動剣はもういいって・・・!・・・え?不動?
・・・・・うわあああああっ!」
ピコーン

(中略)

某帝国重装歩兵「パリイ!」
妖夢「も、もうわかりましたから・・・それ・・・もうやめて・・・」
ピコーン
妖夢「みょん!?(さっきも光ったけどこれ何!?)」

紫「これで妖夢も立派なあなたの盾ね」
幽々子「あら~☆」
 
 
@月¥日

 この日は西洋風の甲冑をまとった兵士の方が来られた。
 どのような剣技を見せてくれるのかと思ったが、なんだか「ぱりい」とか叫びつつ、自分の剣をことごとく受け流してゆく。
こっちの攻撃はまるで当たらない。
 どう打ち込んでもかわしてしまうし、一向に攻めてこないので、頭にきて挑発めいた事を口にしたら、
カウンター気味にものすごい大技を繰り出してきた。もうちょっと反応が遅れていたらまともに食らっていた・・・
でもそれからはまた地味な回避技を連発。私もついに根負けしてしまった。
しかし考えてみると、私の攻撃時間はかなりものだったのに、それを全部受けて、流しきった集中力と忍耐力はものすごい。
 手合わせの後には、その方から「主君の盾」となるための心構えを講義された。
前衛で味方への攻撃を全てその身に受けて防ぎきる、たとえ死ぬ事になっても主君が勝ちを得られればそれでいい・・・
凄まじい覚悟だった。まさに人の盾。私もこれくらいの覚悟をもって幽々子様をお守りしなければ・・・
まあ、正直あそこまで防御に徹しなくてもいいとは思うんだけど。

 そういえば仕合中に何か頭の上でひらめいてたけど、あれはいったいなんだったんだろう。
今度紫様に聞いてみないと・・・


今回のお相手はディフェンスに定評のある某帝国重装歩兵さん。
元来の防御力の高さと相手の攻撃を受け流す技で「皇帝の盾」としてちょー有名ですが、ネタキャラです。
詳しくは、こちら

最初はガチモードの上野戦を考えてたんですけど、出来上がってみたらなんか変な方向になってしまいました
1と3からはどうしよう・・・

「妖夢修行日記その27」

紫「緋想天の開幕も近づいてきた事なので、今回は様々なタイプの相手への対応を、
ということでこの方をお連れしましたー」
某プリンセス「よろしくおねがいしまーすっ」
妖夢(見たところ魔法使いか・・・図書館の紫もやしみたいな遠距離射撃タイプだろうか)

・・・・・・・・・

妖夢「って、ものすごい近接戦闘タイプー!?」
某プリンセス「タイマン勝負に武器を用いるなど狐借虎威、語るに及ばず!
王者の技、その身にたっぷり刻み込んであげるわ!」
妖夢「うわ・・・!」



7月%日

 紫様が「ひそうてん」というものが近づいたということで(なんのことだろう)、
いままでと毛色の違う人を呼んでこられた。
会ったときに受けた感じは魔法使いの少女というもので、図書館の紫もやしみたいなものかと思っていたが、
魔法戦闘ははじめのうちだけで、じきに超近接戦闘になった。
その外見からは想像もつかない物凄いスピードでとにかく関節を極めにかかってくる。
最初にうっかり右腕を取られてしまい、そこからの極め技は無理やり外したものの、右腕が使えなくなってしまった。
 間隔を取りつつ小刀で応戦するが、やはり左手一本ではかわすので精一杯になる。
いちかばちかで隙を見せ、タックルに来たところを半身を身代わりにして一瞬動きを止めてから
刀を捨てての折伏無間でよろめかせ、間髪入れず左拳での現世斬で吹き飛ばした。
 決まったか、と思ったがその人はすぐに起き上がると、魔法の杖を三節棍に変えて襲ってきた。
さっきは「タイマン勝負に武器を用いるなど狐借虎威、語るに及ばず」とか言っていたのに現金な、と思ったが、
これで双方とも武器を持ったということで遠慮なくやれる、とこちらも存分に戦わせてもらった。
こちらは片腕しか使えないが、二重の苦輪を使えば問題はない。
どれくらい打ち合っただろうか、幽々子様の
「妖夢~おなかすいたわ~」
の一言で引き分けとなった。

 食事では(自分はちょっと片腕が使えなかったので藍様が用意をされた)、
その人は「帝王の道」を笑いながら語っていたが、
実に外見と似合わなかった。
 それにしても、関節技使いというのは初めて対戦したけど、
素手でも抜き身の剣と同じ緊張感があった。
あの間合いに入られると長刀は使いづらいので、小刀の技も磨く必要があるなと思った。
  

 
今回の相手は、魔法の国のプリンセス。
しかし冷酷無比な関節技の達人。
「関節技(サブミッション)は王者の技よ」とか言います。でも時々武器も使います。
キャラはネタ系ですが、バトル内容はガチなので、萃夢想では接近戦スペシャリストの妖夢もいい勝負できるでしょう。
もっともこのプリンセスは超接近戦を得手とするので、いささか勝手が違うでしょうが・・・
拳での現世斬は以前呼んだ某流派師範から学んだということで。達人は素手の拳も凶器そのもの。

元ネタはこちら
某撲殺天使とどっちにしようかと思いましたが、バットは某アンドロイドが使っていたので、こっちで。

「妖夢修行日記その28」

某蟹「何だ、剣士か。それなら山羊のほうが良かったかな。
でもまあ、美人のお招きなら断れねーよな」
紫「あらあら、うふふ」
妖夢「随分と派手な鎧ですね。そんなので戦えるのですか?」
某蟹「それはやってみてのお楽しみだ。
お嬢ちゃん、聞くところによると半人半霊らしいが、
無人全霊にならないよう気をつけるこった。
俺には今はねっ返りのお守りっていう仕事があるんで、
あんまり時間はとれねェ。
こちらからいかせてもらうぜ?」
妖夢「(な、何だこの気配!どんどん増大していく!
それにこの気、幽々子様と似ている・・・)」
幽々子「がんばれ妖夢ー!今夜は蟹鍋よー!」


@月*日
 この日は全身金色の鎧に身を包んだ派手な方が来られた。
言動も軽くていかにも軽薄そうだったが、
いざ仕合となると、凄まじい気を発して私を威圧してきた。
それに、周囲に燐火や死霊をまとったりと、
幽々子様に似た雰囲気も漂わせていて、正直圧倒されてしまったが、
幽々子様の気の抜けたお言葉にややリラックスできたこともあり、
こちらも精神を集中させて戦った。
 彼の攻撃は凄まじく速く、まるで光のような速さだったが、目標はあくまでも私なので、
打ち込みの位置を感覚を研ぎ澄ませて察知し、なんとかはじき返していた。
しかし、彼が右手の人差し指を立てて高く掲げた瞬間、
私の意識が飛んで、何もわからなくなってしまった。
目が覚めたとき、私は縁側に横になっており、その方はもういなかった。
何か重要な用事を仰せつかっているとのことで、長居できないということだった。
最後に使った技は、対象の魂を抜き取って冥府に追いやってしまうものらしい。
ここで受けたということで、私の人の部分の霊が一時的に遊離してしまい、
それで意識を失ってしまったとのことだった。

最後の技はともかく、あの攻撃スピードには、私もまだまだ修行の余地があると感じた。



今回の相手はこちら
前回聖戦のときの蟹座の人。
次代の蟹座は自ら「相当邪悪だぜ?」とか言っちゃうダークヒーローですが、
こっちはちょっとガラは悪いけど頼れる兄ちゃん、て感じ?
師匠にあたる元蟹座の人は教皇にしてジャミールの長の弟ということで、これはもう悪人にはなりそうにない感じ。
最近魚とか蟹とかの復権著しいですね。
絵板に描いたときはセリフの「俺には今はねっ返りのお守りっていう仕事がある」でマニ様と確定させたつもりでしたが、
やっぱりわかりにくかったですね。すみません。

「妖夢修行日記その29」

妖夢「(は、速い!)」
某最速兄貴「ヒールアンドトゥー!」(キック)
妖夢「くうっ!」(吹っ飛ぶ)
某最速兄貴「レイムちゃん!」
妖夢「妖夢です!いい加減間違えないで下さい!」
某最速兄貴「ああ、ごめんよ。
お嬢ちゃん!あんたの情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さはまあまあだ。
だがしかし!まだだ!まだ――――」
「「「速さが足りない!!!」」」
某最速兄貴「ありがとーうマヤちゃんアリサちゃんー!」
「文です」
「魔理沙だ」
妖夢「(な、なんでこいつらまでー!?)」
某最速兄貴「よそ見はいかーん!いくぞ衝撃のォ―――!」



@月%日
 紫様が、
「そういえばスピード系の修行がなかったわね」
ということで、男の方を呼んでこられた。
最初は礼儀正しい方だったのだが、いざ仕合いになり、
「ラディカルグッドスピード脚部限定!」
とか叫んだとたんにえらくハイテンションになり、
とんでもない早口でなにやらまくし立てながら攻撃してきた。
これも、前に来られた方と同じく凄まじい速さで、
時々何の気配もなく眼前に迫られるなど、さんざん翻弄された。
それに盗賊と天狗も乱入してくるし・・・とにかくせわしなかった。
 仕合後は、その方から速さの何たるかについていろいろ教わった。
自分は軽量のため、それを補うには速さを極めるのもいいのかも。
時を斬るには、速さが必要なのかもしれない。
もっとも、剣技をおろそかにしてはいけないが。

今回の相手はこちら
文化の神髄を捜し求める最速の漢。
とにかく速い。スピード至上主義にして最強のお方。
テンション高かったり妙にマジメだったりとつかみどころのない人ですが、最高にイカス兄貴であることには変わりないでしょう。
世界三大兄貴の一人に数えられることもあります
軽量の妖夢、質量の差をスピードで補い、速さを一点に集中させて突破すればどんな分厚い塊であろうと砕け散るゥゥッハッハッハッ、ハー!
速ければ三十年の修行も一月でできる、百年の修行も一年でできる、速さは時をも支配する、速さこそが文化の基本法則。
文と魔理沙の幻想郷最速コンビも兄貴には心酔のようです。
速さについてしっかりレクチャーを受けた妖夢、更なるスピードアップを図れた・・・かな?

絵板コメントのkskっぷりに吹きましたw
みんな兄貴好きすぎ!

「妖夢修行日記その29アフター」

「ははァ~!レイムちゃん、俺はこう思ってるんだ!」
「よ、妖夢で」
「この世の理はすなわち速さ何事も即断即決即時解決一刀両断快刀乱麻に勝る物なし 悩むだけなら誰でも出来る悩む時間も勿体無いと思うことすら勿体無い時間は常に過去から現在現在から未来に向かってタキオン粒子の如く流れてゆくその時間に取り残されない為は速く動くしかないそうすなわち速さとは失われ行く時に対抗できる唯一の武器つまり速さこそ真理速さこそ全てさあ悩んでる暇があったら斬れば斬る時斬れども斬れよささっとその自慢の刀で何でも斬るのがお似合いだと思う訳だがどうかなァ~!!」
「ううっぷ」
「あァらら、ちょっとお嬢ちゃんには刺激が強すぎたかなァ」

二百由旬の庭を何度も往復してそのつど世界を縮めながら、
妖夢に速さの何たるかをレクチャーしてる兄貴。



妖夢は聞くどころじゃありませんが




「妖夢修行日記・その30」

妖夢「1の つぎは2 3はパス ダメなのよs」
某蒼い鳥「そこ、また足の運びが甘いです!
これで三度目ですよ、集中力が足りません!」
妖夢「(だ、だってこのスカート・・・あんまり動いたら前が・・・)」

幽々子「がんばるのよ妖夢・・・
最近の人気は(人気投票的に)下降の一途・・・
このまま堕ちていくと、待っているのはエロ専門キャラという扱い・・・っ!
それを防ぐためには、これしかないの!」
紫「・・・楽しんでるでしょう」
幽々子「わかった?」
紫「ええまあ」
幽々子「紫だってあの衣装喜んで用意したじゃない」
紫「あの子が、妖夢の服装が事務員っぽいっていうからよ」
幽々子「どこから持ってきたの?」
紫「あの子の大・大先輩のとこからね」



○月×日

今日は・・・
なんだか「アイドル修行」ということで、
綺麗な女の方が来られて歌や踊りの稽古だった。
自分の服装が「事務員さんみたいですね」というので、
紫様が衣装を用立ててくださったのだけど・・・
紫様らしいというか、とても恥ずかしかった。
これが何の修行になるのかはわからないけど、
こういう足の運びもあるのかと参考にはなった・・・かもしれない。
こういうのにも慣れてきたということもある。

今回は、人気投票で順位の下降が続く妖夢を懸念して(という口実で)、
人気回復を目指すために(という口実で)妖夢にアイドル修行を課しています。
武道を修行しているため身のこなしはさほど問題ないでしょうが、
「パンツ気にしない!」程度の恥ずかしさを捨てきることができるか、あと歌唱力が問題か。
しかしごまえーの文ちゃんには勝てそうにないと思います

元ネタは(言うまでもないですが)こちらと、あと衣装および歌はこちら

上目遣いで「きみはホエホエむすめ」冒頭を歌っている妖夢を動画に仕込もうと思いましたが睡魔に負けましたorz



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